【今読まれている記事】
[ad#2]
新三大古本マニア古沢和宏が見つけたアンデルセン童話集に残る痕跡③『第十巻の手紙』【マツコ&有吉の怒り新党】
まず第十巻の前に言いたいことが、
衝撃的の痕跡本『アンデルセン童話集』の第六巻が無いということ!
第五巻の時点で二人はケンカをしていたが・・・
六巻を飛ばして七巻では・・・
「冬がやってくる。
風邪をひかぬように。」
『怒らないよう』とだけ伝えていた五巻から一転、
身体を心配し気遣いを見せる英雄。
続く八巻では・・・
なんとクリスマスカードが挟まっていました!
八巻を送ったのは12月だったのか、
一枚のクリスマスカードのみで書き込みは一切なし!
九巻ではまたまた手紙や書き込みなしで本のみ。
そして恋のクライマックスを迎える最終の十巻!
そこには・・・
長い沈黙を破って英雄の恋文が復活!!
そしてなんと原稿用紙に書いちゃっているほどの本気モードなのです!
その日付は1月30日と二巻の手紙からは8ヶ月が経過。
英雄とF子の恋の結末ははたして・・・
では手紙の内容を見てみましょう!
「早いものだ。
アンデルセンもこれで十巻になった。
スポンサーリンク
西大寺から奈良への田舎道を麗らかな、
それでもまだ少し寒い初春の日に包まれて歩いてからもう10ヶ月近くの月日が流れたのだ。
”絵のない絵本”の一節を読んであげたのは、その時のことだったと思う。
私たちの心は暖かく、ふくよかな愛情で一杯だった。
年と共に私たちの精神は段々と一つになってゆく。
自分はふたりの愛を思うとき、
これ程にお互いの心に入り込み、
手を執り合って生きてゆくということに涙ぐましい感動を覚えるのだ。」
いつもF子をなだめるようだった英雄が前向きな愛の言葉を書き連ね、
さらに手紙はこう続くのです・・・
スポンサードリンク
[ad#1]
「ただ寒い夜独りの部屋に帰って米を洗い飯を食うときいささか気が滅入る。
もう少しもう少しと私は米を洗う。
もう少しだ。
そうだね。
私たちは一人だけではダメなんだよ。
いくら頑張ってもダメなんだ。
それよりも少しでも早く一緒になることだけ考えてこの一年を頑張ろう。
F子ちゃん ヒデオ 1月30日」
ついにはっきり『一緒になる』と結婚の意思を書いた英雄!
「恐らく大きな障害がある恋に悩んでいたF子ちゃんが
ようやく覚悟を決めてそれを手紙に書いて送ったのではないかなと思いますけどね。」
と古沢さんは語ります。
それを受けて英雄は一年を頑張ろうとふたりの約束を匂わせるのです。
そしてこの十巻挟まれた恋文の他にも本にも書き込みが!
その内容がコチラ↓
「来る年も来る年も私たちはいつも仲良しだ。
やがてベッドの中で暖かく私達はアンデルセンを読み合うだろう。」
このメッセージを最後に文通は終わりを迎えます。
いかがでしたでしょうか!?
結局ちゃんとした結末はわかりませんでしたね。
この後二人がどのようになったのか妄想が尽きないです!
以上『新三大古本マニア古沢和宏が見つけたアンデルセン童話集に残る痕跡』でした!
【人気の記事】
[ad#3]
コメント